John Ole Askedal, Ian Roberts, Tomonori Matsushita & Hiroshi Hasegawa (eds.), Germanic Languages and Linguistic Universals (John Benjamins, 2009)

本書は、第1部のOld English and Germanic Languagesと第2部のGenerative Grammar、第3部のPragmatics and Corpus Linguisticsから構成され、英語の理論的な分析から記述的分析まだ、多様な論文が収録されています。

現代アメリカ英語のwhomとwho

家入は共著論文として、第3部に”Relative and Interrogative who/whom in Contemporary Professional American English”を寄稿しました。書誌情報は以下のようになります。

Iyeiri, Yoko & Michiko Yaguchi. 2009. “Relative and Interrogative who/whom in Contemporary Professional American English”, in Germanic Languages and Linguistic Universals, ed. John Ole Askedal, Ian Roberts, Tomonori Matsushita & Hiroshi Hasegawa, pp. 177-91. Amsterdam: John Benjamins.

本研究は、Corpus of Spoken Professional American Englishを利用して現代アメリカ英語の公的な話し言葉を分析する共同研究の一部です。近年whomの利用が急速に衰退していると言われています。本論では、疑問詞の場合と関係代名詞の場合でどのような違いが見られるか、また公的な話し言葉であっても、その文体の違いによってwhomの使用状況に異なる傾向が見られるかを明らかにします。