Varieties of English
世界にはさまざまな英語が存在しています。このページでは、英語の多様性についての情報を掲載しています。
The Electronic World Atlas of Varieties of English (eWAVE)
The Electronic World Atlas of Varieties of English (eWAVE) は、フライブルク大学の英語プロジェクトです。特にサブカテゴリのVarietiesがお勧めで、世界のさまざまな英語についての詳しい情報も出てきます。
YouTubeにMartin HilpertのeWaveについての動画があります。
English Intonation in the British Isles
IViE: Intonational Variation in English (Phonetic Laboratory, Oxford University) では、ウェブコーパスの形式で、ブリテン島の各地の英語の検索が可能。
FRED: Freiburg English Dialect Corpus
FRED: Freiburg English Dialect Corpus というフライブルク大学の英語の方言についてのコーパスプロジェクトがあります。ただし、現在のところ、使用はvisiting scholarsのみに限られているようです。
Harvard Dialect Survey
Harvard Dialect Surveyは、プロジェクト終了につきアップデイトはされていませんが、アメリカの方言について参照できる情報、地図等が掲載されています。
その他の関連情報
- IDEA: International Dialects of English Archive — Paul Meier氏のサイト
コラム
嶋田珠巳(著)『英語という選択――アイルランドの今』(岩波書店)
ブリテン島およびその周辺は、英語との関係においてなかなか複雑な歴史を有している地域が少なくありません。私が1989年から1993年にかけて生活したスコットランドもそうです。そして、本書にあるアイルランドもまたしかりです。
アイルランドで使用されている英語の特徴に詳しい本書ですが、文化的な内容もたくさん含まれています。たとえば、
(引用)「私が一瞬で、『あっ、文化ってそういうことか』と感じとった気がしたのは数年前、日本のJRにあたるアイルランド鉄道のポスターの文字を目にしたときだった。ポスターはアイルランド語と英語のに言語表記になっていて、『時間通り(punctuality)』の下に『十分以内』とある。」(p. 19)