Beatrix Busse, Nina Dumrukcic, and Ingo Kleiber (eds.), Language and Linguistics in a Complex World (De Gruyter, 2023)
19世紀ハワイに移住した宣教師グループの文書
19世紀のハワイに移住した宣教師グループの文書をコーパス (Hawaii Corpus) として編纂し、その言語学的特徴を分析しています。本論文集に、このコーパスを利用した否定構文の分析結果を議論した論文を寄稿しました。lexical verbとしてのhaveの否定構文の特徴など、20世紀、21世紀のアメリカ英語とは異なる面があることがわかりました。書誌情報は、以下のようになっています。なお、本書はオープンアクセス方式で公開されています。
Iyeiri, Yoko and Mariko Fukunaga. 2023. “A Corpus-based Analysis of Negation in Selected 19th-century American Missionary Documents in Honolulu”, in Language and Linguistics in a Complex World, ed. Beatrix Busse, Nina Dumrukcic, and Ingo Kleiber, pp. 133-151. Berlin: De Gruyter.
この時期にハワイに移住した人々の子孫には、さらに日本にも移住した人々がいます。ネットワークのつながりは大変興味深く、言語学的な理解においても無視することができない面があります。
Hawaii Corpusを利用した研究は、これからも続けていく予定です。
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